無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 / 勝間和代
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」に続く,10倍シリーズ第2弾.勝間さんの本はどれも,原理原則と実践のバランスが絶妙です.だから「無理なく続けられる」のでしょうね.
覚えておくべき考え方は...
時間は「管理」ではなく「投資」するもの
実行するためのポイントが,この3つ.
- 続けられる「仕組み」づくり
- 「定量化」して,「投資効果」を測定する
- 目標ではなく「行動」にフォーカス
実践は手帳の活用をすすめています.「無理なく続けられる年収10倍アップ手帳2008」 も発売されていますが,もちろん自分愛用の手帳でも実践できます.
メモ
黄金の時間の5原則
- 時間をつくるためには,あらゆる面の投資を惜しまない
- 単位時間あたりの成果に,固執する
- 必要以上に「いい人」にならない
- やりたくて,得意で,もうかることを優先する
- スケジュールはゆったりわがままに設定する
1.時間をつくるためには,あらゆる面の投資を惜しまない
- 道具・体力・変化・知識・プロのサービス
- 10年後の1時間を同じ1時間の重みで考えられる人
2.単位時間あたりの成果に,固執する
- 自分の時給を意識する
- 「手取り時給」と「会社の支払い時給(額面×1.5)」
- サービス/労働外時間(飲み会等)の「1時間あたりの価格」を意識する
- どのサービスなら投資することができるのか
- 「手取り時給」 > 「サービス1時間あたりの価格」
3.必要以上に「いい人」にならない
- 受身的に来るものをこなしていると,ずるずると望まない方向に自分の時間や立ち位置が引きずられてしまう
- 断らない場合でも,依頼内容を自分に有利な方向に変えてから,引き受ける
4.やりたくて,得意で,もうかることを優先する
- 「やりたくないけれどもやらなければいけないこと」は,必要であれば人を雇ったりサービスを購入することで解決できる
- もっとも成果を出しやすいところに時間を集中して使って,時給を上げていけば,その時給でサービスを買うことができるようになります.
- 得意だからといって,狭い分野ばかりを掘り下げると,過剰投資になる.「専門バカ」「学習オタク」
- 過剰投資かどうかは,時間あたりの成果と比べることで判断
5つのステップ
- 現状の課題を把握する
- やらないことを決める
- 人に任せられることを決める
- 自分にしかできないことを効率化する
- 新しい動き方を統合的に実践する
- ステップ1〜3の効果 > ステップ4の効果
- 「時間泥棒をやめたら,明日から何が困るのか?」
- 出世して労働時間の裁量を持つ立場になるか,独立して事業を行う
- 行動または意思決定をすることで,新しい情報が手に入り,将来の意思決定の質が上がる
- 時間をつくることを「投資」と考える習慣をつける
- 「人に任せる」ということはリターンが高い投資であり,時間を有効に使う方法だということを心の底から実感することが大切
- 「何かに投資をして,時間をつくることによってさらに儲ける」といった好循環をつくる
- 正当な対価がない限り,自分の大事な時間を相手のために使ってはいけません
手帳
- 手帳に目標を書く = 無意識の中に眠っている能力や,なんとなくできそうだと考えていることを,意識できる場所に持ってくる方法
- 右脳に無意識に蓄積される情報を左脳から検索して意識できる情報として引っ張り出してくる方法ともいえる
- 最初に,手帳に「Ⅲ 投資の時間」の予定を書いてしまう.月末/週末に実際の達成度を記入しギャップを認識する
- 手帳を使えているときほど,アウトプットが多く,時間の余裕がある
- 手帳とは,「時間の帳簿」
- 手帳とは,「将来の予定を達成するために,自分のために自分でつくるガイド」