僕は違う山に登ろうとしていた…

My Life Between Silicon Valley and Japan - Web 2.0時代を生きる英語嫌いの若い人たちへの英語勉強法:親切バージョン で梅田さんはこう述べている。

シリコンバレーでグーグルの技術について話すための英語力」と「字幕なしでスターウォーズロード・オブ・ザ・リングを理解するための英語力」と「獣医に行って犬の病気やケガについて相談するための英語力」と「ラジオから流れる野球中継を完全に理解する英語力」は全く違うということだ。

確かに。バイリンガルな同僚に聞いた時も同じような事を言っていた。英語漬けにしても、ボーっと聞いてたら全然だめっすよって。つまり、登山は登山でも上る山を間違えるなってこと。

「Domain Knowledge(その領域についての知識)の必要性」を強調されている。僕みたいなITエンジニアは、下記のような目的に特化した3つのステップをすべきだそうだ。ブログを書くようになってから、リンクをたどってよく海外サイトも読むようにはなったけど、なるほど早速トライしよう。

(1) Web 2.0/次の10年/Open Source/Google/Longtailみたいなネット関連の最新動向について、質の高い論考をたくさん読み、自分が実際に使うかもしれないなぁと思うような語彙を増やすとともに、借用できそうな文章を抜き出して、それら(英文)をできるだけたくさん暗記すること。

(2) (a)話す相手としてネット世界にあまり詳しくない人を想定して、そういう最先端の世界で何が起こっているのか、(b)話す相手としてネット世界に詳しい人をイメージして、自分は何をやろうとしているのかを、それぞれ、簡潔な日本語で説明できるようになること(日本語ですらろくに説明できないことを、英語で説明できるはずがないから)。

(3) そしてその日本語でできるようになった説明内容を、(1)で暗記した英語の文章もうまく借用しながら、英語で簡潔に説明できるようになること。