テレビCM崩壊
テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
- 作者: Joseph Jaffe,織田浩一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/07/22
- メディア: 単行本
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マーケティング、広告について全くの無知な僕でも、十分楽しめた。書かれていること1つ1つは、自分の実際の生活とリンクさせると非常に納得がいくことばかりだ。DVRでのCMスキップやタイムシフト、バイラルマーケティング、ネット検索などなど。
今後の広告に対して、斬新なアイデアを惜しげもなく披露している。もったいないと思うのは自分が旧型の人間だからだろうか。僕も読みながらいくつかおもしろそうなアイデアが浮かんだので早速メモしておいた。
広告関係のみならず、さまざまな業種/職種で活用できるアイデアが満載、非常にためになる一冊。
メモ
問題
変貌する消費者
- 情報通
- 主導権
- 懐疑的
- 繋がっている
- 時間に追われている
- 要求が多い
- ブランドロイヤリティはない
- 常にアクセスできる
- 執念深い
ニューブランディング
- ブランド体験
- 製品、ブランド、体験: 「自分のライフスタイルのなかにどう存在するのか」が非常に大切
- 流動するブランディング
- アンチ・ブランド
- コミュニティ・ブランディング
- ブロード・ブランド
- ブランディングとダイレクトレスポンスの衝突
- データによるブランディング
- リレーションシップ・マーケティング
- 水平思考
- ROIからRUEへ
- Relevance, Utility, Entertainment
- AOD: オンデマンド広告
広告の役割
- 情報提供
- 説得
- 再想起
↓
- 消費者に主導権を与える
- 消費者に製品を説明する
- 消費者に参加してもらう
10の新しいアプローチ
- インターネット: 「視」「聴」「動」+「参加」
- ゲーム
- オンデマンド視聴: 自分の番組表をコミュニティで交換、CMを視聴者の好みでカスタマイズ、スポンサーを選択
- 膨大なコンテンツの検索が鍵
- 体験型マーケティング
- 長編コンテンツ: テレビはキラーアプリではないビデオこそがキラーアプリ。
- コミュニティ・マーケティング: 消費者紹介(プロモーション2.0)
- バイラルマーケティング: Mavens(製品知識のある人)、Connectors(人と人をつなぐ役割の人)、Salespeople(カリスマ的影響のある人)、Influentials(インフルエンサー)
- 消費者作成コンテンツ: オープンソースマーケティング、共同クリエーション
- 検索: Googleがテレビ検索を牛耳る日も近い、広告内検索、検索体験(検索ユーザになんらかを報いる)
- Mで始まるマーケティングツール: Music、Mobile
- ブランデッド・エンターテイメント
情報
- 監修はアルファブロガーの織田浩一さん http://www.adinnovator.com