ライフハック - 鮮やかな仕事術

ライフハックスが今,すごくはやっているが,ついついその本来の目的を見失いがちになる.道具を使うことが目的になったり,あまりもその方法にこだわってしまうため,逆に仕事の効率が落ちる.実際成果(=アウトプット)に結びついてない.そもそも,とても自分に合わない方法=辛い方法であるとか.

本書のサブタイトルは,「鮮やかな仕事術」である.

やってて辛い仕事術や,スマートでない方法はダメなのである.というか長続きしない.著者は,それらを心理学と関連付けて,うまく説明してくれる.

例えば,情報管理/時間管理にはアフォーダンス(やる気の誘発)が大切で,「良い道具」や方法がその鍵となる.また,行動パターンを変えるにも習慣形成にも,快感や快適な環境などのオペランド条件付けを利用すべきだ.

最近の自分は,FreeMind(マインドマップツール)がアフォーダンスの素=「良い道具」になっている.ちょっと話がそれるが,FreeMindは操作性と見栄えがとてもよい.EnterキーとInsertキーでどんどん項目を入力でき,他の操作もほとんどキーボードでできる.また,出来上がっていくマップがシンプルで美しく,みるのが非常に楽しい.だからマインドマップを作りたくなり,読書が習慣化する.

気持ちいい,楽しい,それでいて,成果も上がる,そんな仕事術が,「鮮やかな仕事術」なのだ.


なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 (PHP文庫)考える脳 考えるコンピューター