「伝説の社員」になれ! / 土井英司
- 作者: 土井英司
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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筆者の実体験から染み出てきたアドバイスは,全てが誰にとっても正しいわけではなくまた網羅的なものでもないが,なるほど非常に重みがある.
著者 土井氏は毎日3冊,年間1000冊以上のビジネス書を読むという.アマゾンではカリスマバイヤーと言われていた.
土井氏は,「本200%活用ブック」のなかで,こうコメントしている.
僕が著者のプロフィール見ながらいつも考えるのは,「この人の本質は何なのか」ということ.その人の凄み,本を書くべき理由をきちんと納得できることが,よい本の条件だと考えています.
膨大な量のビジネス書によるバックボーンの上に,自らの実体験を積み上げ,そこから得られた「仕事への思い」こそが,土井氏の凄みであり,この本を書べき理由なんだと思う.
メモ
- その仕事を通じて付加価値を高めることができるかどうか
- 「給料が20万円なんだから,20万円の働きをすればいい」というような「社員アタマ」ではなく「経営者アタマ」で考える
- 年収=給料+授業料.授業料を払っているのだから,もっと学ばねばソンだ.
- 技術はいつでも学べる.けれど複雑な人間関係やトラブル処理は専門学校や通信教育では絶対に学べない.
- 一流の人にふれた経験を,「彼らに勝てるとしたら,自分のどの部分だろう?」と考えるきっかけにする
- オンリーワンになる道を探す
- お金もプライベートの時間も忘れて没頭できること
- やらずにはいられないほど情熱があふれてきて継続できること
- なぜか自然にできてしまって,他者からほめられたり感謝されたりすること
- 人生の仕入れに使える要素は,「金と時間」.これをどう使うかで人間は決まってしまう.
- 上司の思惑を超えて会社のための働く
- 新たなチャレンジをするなら,上司や先輩と同じやり方を踏襲していてはダメ,むしろ社外の人との関係が大事になってくる
- 5%の成功の法則に当てはまる人材になれ.聞いたことを実践するのが2割,習慣にするのがその中の2割,本気で実行するのは5%.
- 会社が大目にみてくれるうちに小さな失敗を「実験」しておく
- ダメ上司は絶好のチャンス.失敗を観察できるぶん,有利.
- 飛躍とは,その仕事自体を変えてしまうこと
- 成功した人に近づくのではなく,一緒に伸びていく人と付き合う
- 自分の「当たり前」も,他人にとっては新鮮
- 「ちゃちなプライド」より「正しい自尊心」をもつ
- 相手の全面攻撃に動じないだけの自身と自尊心.それがストレスから心と能力を守る.
- 部分否定で受け取る.
- 「なにくそ」という負けず嫌いは,ブレーキをかけながら進むようなもの.いつかエンジンは壊れてしまう.
- カエルは決して,牛になれない
- 人はないものねだりをすることで,自分を否定する方向に走っていく
- 自分の得意なこと,ずば抜けていること以外で,人に貢献することはできない.市場はそんなに甘くない.
- 日常生活で,自分がどのようなシチュエーションで頼りにされているかを注意深く観察すること
- 「受け入れられたい自分の長所」ではなく「すでに受け入れられている長所」に気づくこと