考える技術 発想する技術 / 忰田進一

考える技術 発想する方法 (アスカビジネス)

考える技術 発想する方法 (アスカビジネス)

イデア発想+問題解決の本.

図解の本を多く執筆している著者だけに,本書でもその図解のテクニックが随所に生きている.よく知られている発想法に独自のエッセンスをプラスアルファし,さらにもう一歩突っ込んだところまで考えるさせるようなアドバイスが,う〜んなるほどと思わせる.

気になったポイントだけメモ.

危機はチャンス
  1. クレームを単なる文句と考える一般的対応
  2. クレームを改善提案と捉える
  3. クレームをあるべき姿(そのサービスの本質)との比較で,視点を変えて(危機を見ないで)発想する(機会として捉える)
ロジックメモ
  • イデア開発のためのメモは,そのテーマ,その人のロジック(論理)や概念の流れのメモをする.
  • イデアとアイデア発想の元を突き止め,書き留める.
    • イデアやキーワード
    • なぜそういうアイデアになったのか
    • 何をきっかけにそのアイデアが出たのか
イデアの場所
  • たいていのアイデアは現状や通常を「否定したところ」にある.
  • 非,不,無,異,害,損,未という「否定の切り口」で発想する.
最高の慈悲,最低の欲望
  • 上は,皆のために慈悲の心で考える(無私無欲からの発想)
  • 下は,自分のためだけの勝手な欲望(自己中心で発想)
シタイ,ホシイ,イイナ発想
  • ほのかな希望→それが欲しい→なければならない→持つべきだ→無いと困る
サボリ発想
  • 手ぬき,足ぬき,目ぬき,耳ぬき,口ぬき,頭ぬき