どこまで相手の立場で考えられるか
わかりやすく説明するのは難しい.
プロジェクトを進めていく上でも,多くの人に説明(プレゼン)をしなければならない場面は多く,人が多ければ多いほど難しく,そして重要になってくる.
なんで人が多いと難しいのか.簡単に言えば,その説明に対する前提,知識,背景,視点,利害がそれぞれ違うからだ.脳の構造(整理棚のつくり)が違うからだともいえる.
最近,とあるプレゼン資料の見たときに頭がはてな(?)だらけになった.
- 立ち位置がわからない
- 文章の構造化ができていない.(粒度がバラバラなど)
- 概要→詳細に流れていない
- 立体的(深さ,時間軸,位置,道すじなど)に捉えられると分かりやすいんだけど
- 一番いいたいことがわからない
- ポイントがぼやける
- 優先順位があいまい
- 一文が長い
- 目的ではなく手段を一生懸命説明するとだいたいこうなる
- 論理が通っていない
- 矛盾していたり,脱線している
- 論理武装があまい
- 根拠がたりない
- 考えが浅い(相手より深く読んでおく)
- なぜそれが問題なのか?
- なぜその解決方法/手段なのか?
- なぜその期間/工数なのか?
- 前提/背景を無視している
どうすればいいか?
超簡単.
どこまで相手の立場で考えられるか.
これに尽きる.
とはいっても,これだけでは答えになってないので,今日はプレゼンが苦手な人に,最強のバイブルを紹介しておこう.『「分かりやすい説明」の技術』の本だけあって,文句なしに分かりやすい.超オススメ.
「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール (ブルーバックス)
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