仕事は,かけ算.
- 作者: 鮒谷周史
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2006/06/07
- メディア: 単行本
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「情報考学」を読み,購入した1冊.
失業から3年で,3社経営,収入は20倍になったという著者.メルマガ「平成・進化論」は,「まぐまぐ!」から配信されているメルマガの中で,発行部数15万部ランキング1位だそうです.
成果 = 仕事量 + 仕事量 + 仕事量 …
↓
成果 = 仕事の質 × 仕事の密度 × 仕事の量
2007年度,僕の成長のキーワードは「20倍速」.偶然にも,本書の「20倍速」と同じ数字でした.意味は違いましたけど.本書は,今までの延長(足し算)ではなく,劇的に(掛け算で)成長するノウハウがたくさん詰まっています.「情報考学」の橋本さんもおっしゃっています.「人に教えずに自分だけで楽しんでいたメルマガが,本になってしまったのでしぶしぶ紹介する」だそうです.
さくさく読めるわりに,得るところは大きいです.これは筆者が述べている,読者の時間と提供できる情報を考えてのことかもしれません.本書を読むと俄然やる気が出てきます.
メモ
気になったフレーズ
- 毎日0.1%成長率の複利公式で,1年で44%成長.10年で38倍.
- 「自分はどうすればさらに良くなるのだろうか」という質問を絶えず自分に浴びせかける回路.(自動化されている)
- 「お客様からいくらもらえるか」ではなく,「自分がいくら分の価値を提供できるのか」という発想
- 可処分時間は可処分所得より貴重.「お客様の時間をいただくかわりに,どんな情報や人脈,ノウハウを提供できるのか」
- 「そのうち勉強しよう」「そのうちセミナーに参加しよう」は禁句.
- すべての学習は前倒し
- 予定をこなすためではなく,「結果を出すこと」にフォーカスすれば,効率的な時間管理ができる
- 「すぐやる共和国の大統領」「すぐやる株式会社の社長」などのネーミング
- ひたすら違う世界の人の考え方に触れて,おぼろげながらも類型を作る作業を重ねていくしかない
- 普段行かないセミナーに参加し,読まない本を読み,接点のなかった人に合う回数を増やす
- スナップショットを撮る要領で,自分が思ったこと考えたことをシャープに切り取り,ブログに書く(自分の思考をきちんと言語化しておく必要がある)
- 自分の心というのは,あくまでも自分の都合でしかない.
- 苦悩や不安な気持ちを外側に出すのは,相手を自分の都合に引きずりこんでしまう行為
- 優秀なパフォーマンスをあげている人の行動や思考,習慣などを徹底的にパクる
- 泣きたくなるほどの辛い経験も,「これは生涯にわたってのネタになる」と思えば,成長の糧に早変わりする
- 「食べることを忘れてもいい.だが,読むことを忘れるな」
- セミナーで学んだことを1つでもいいから即日実行する.また将来にわたって付き合いたい友人を見つけられるように積極的に話しかける
- 自分が目指す理想像を,周囲に高らかに宣言しましょう.それが自分を変える第一歩となる.
ビジネスモデル100ノック
情報
- メルマガ「平成・進化論」 http://www.2nd-stage.jp
- 「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦<1> ブランド人になれ!」
- 「デキる人の法則」ティム・サンダース