スティーブ・ジョブズ 神の交渉術
スティーブ・ジョブズ 神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか
- 作者: 竹内一正
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
正直,凡人の僕には理解しがたい内容ばかりでした.
ジョブズは自分の目標を達成するためなら,恩人だって平気で裏切り,約束も平気で破ることができる.大切なのは,「何をすべきか」であり,情実や恩義が入り込む余地はない.
多くの人には極端すぎてなじめない考え方であろう.だが,そういう人,そういう世界が現実に存在することは知っておかなければならない.
と,本書にも書いてあります.
スティーブ・ジョブズの交渉術というよりはエピソード集というほうがあっているかもしれません.交渉のノウハウが書かれているわけではありませんし,ジョブズ自身の語録が納められているわけでもありません.
が,天才,神,カリスマとよばれる,スティーブ・ジョブズの一端がこの本を読むと垣間見られます.やること,いうこと,すべてが凄すぎ,ぶっとんでる!そんな印象です.
そして本書最後の一文.
その交渉術の底に波打つものは,こう要約できよう.
- 決して諦めない不屈の信念
- 世間の価値観に縛られない強烈な個性
これはいつまでも忘れないようにしておきたいと思いました.