週末起業 / 藤井孝一

週末起業 (ちくま新書)

週末起業 (ちくま新書)

2007年4月に「なぜあの人は会社を辞めても食べていけるのか?」を出版した藤井氏の2003年のベストセラー。

最近では、ユーキャンの通信講座にもあるほど有名。来年、本家のセミナーを受けてみようかなぁ。

メモ

週末起業のテーマ

  • 以下の3つの条件を and したもの
  • 順に絞り込む
    1. やりたいこと
    2. できること
    3. 時流に乗っていること
  • むしろ人が「こんなもの、とてもビジネスにならないだろう」というものを「何とか自分がビジネスにしてみせる」という心構えで考えたほうが、まだ誰もやっていない、おもしろいアイデアが出てくるもの
  • 自分の得意なことを探す質問
    • 「こんなことでお金もらっていいの?」ということでお金を稼いだことはないか
    • 子どものころ、親や先生に褒められたことは何か
    • クラブ活動では、どんな役割を果たしていたか
    • かってどんなアルバイトをやっていたか
    • 得意な科目は何だったか
  • 「得意なこと」と「やりたい」ことは必ずしも一致しない
  • 「得意なこと」を本当に「やりたい」のかを確認することが大切
  • 商品をどのように売るのか?一連のプロセスを完結させるには
    • お手本にないそうなお店でお客として買ってみる
  • 週末起業の就業時間をきちんと決めて取り組むようにする
    • 平日は午後9時から12時まで、休日は土曜日全部をあてるなど

「起業=会社をつくること」と考えるのは間違い。

ただ目の前にぶら下がったモノを何でもかんでもやってみた、ほとんど失敗した、でもうまくいったわずかなものがあった、それだけが残っている、それだけのことなのです。
新しいことをはじめ、軌道に乗せるには、このように試行錯誤すること、うまくいくまで続けること、月並みですがこれしかないと思います。この過程を起業といい、それができる人を起業家というのだと思います。