LIFE HACKS! ライフハックのつくりかた
- 作者: 小山龍介
- 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ
- 発売日: 2007/03/27
- メディア: 単行本
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IDEA HACKS! TIME HACKS!の著者,小山龍介氏の最新作.前作がとても良かったので,迷わす即購入しました.
本書は,ライフハックを3つの世代に分けて説明しています.今までのライフハック本と違うのは,第二世代の自分ハックをつくるという部分と,創発を促すようなチームハックの部分.
- 第一世代ライフハック:一人用ライフハック.整理術などの比較的簡単にできるライフハック
- 第二世代ライフハック:自分ハック,自己組織化のためのライフハック
- 第三世代ライフハック:チームハック,創発を起こすためのライフハック
読みながら一番知りたくなったのは,最後の「創発を起こすチームハック」のつくりかただったわけですが,残念ながらそこが僕にとってはちょっと物足りなかったが残念でした.
いきなりマイナスな事を書いてしまいましたが,実は読みながらいろいろな部分で納得感を得ることも多かったです.というのは,ちょうど今,ブログを書き始めて3ヶ月のレビューをやっているのですが,そこで感じたことが,全くそのまま書かれていたりするのです.
例えば,
頭のなかにたくさんインプットすれば,たくさんアウトプットできると思われるかもしれませんが,実際は逆なんですね.アウトプットの必要に迫られた人の頭にだけ,情報は呼び込まれて,インプットされるんです.
なんて,まさにつくづく感じます.長くブログを書かれている方にとっては当たり前かもしれませんね.
アフォーダンスについても,「あ〜そういうことかぁ」と,身をもって実感することがあります.そういう意味では,ここ3ヶ月の経験の総括というか確認ができて,個人的には収穫ありでした.
パターンを扱うレイヤー思考
- ロジカルシンキング(抽象)+経験則(具象)
- 経営陣+中間管理職+現場
パターンアップデート
- 「偏見」をなくすには,ステレオタイプ(パターン)を増やす
- 自分のなかにはないパターンをどんどん取り入れていく必要がある(成功だけでなく失敗パターンも)
受容体(レシーバ)
- 自分のなかにパターンを持ってないと,情報を受け取ることもできない
感覚のアフォーダンス
-
- 「利用する」「与える」という意味のアフォードからできた造語.
- あらゆる情報は「発見」されるのを待っている.
- 情報を受け取ろういうのであれば,まず情報の受け取り手が「○○したいなぁ」「○○な感情にひたりたいなぁ」と思うことからスタート
- 主体的にかかわりを持つことで,さまざまなアフォーダンスに気づく経験を積むと,アフォードしていることをより多く感じ取れるようになっていく
これまで予測不能だったことが,対象から,それを行うように誘っているように見える.そのためには,アフォードしている情報を受け取れる概念パターンを持っておく必要がある.言語化した概念パターンがライフハックである.
メモ
- あるときとても大変な思いをしたのなら,そのときのスケジュールは宝物
- 時間簿をとっておくべき(15分単位で)