2015年のサムスン
2015年のサムスン Lee Jae Yong's Samsung in 2015
- 作者: 成和鏞,蓮池薫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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昔の日本企業に近いのかもしれない.半導体,液晶において規模で大成功したが,今後新しい分野を自ら切り開けるか,ソフト,サービスに対応できるかがポイントではないか.
メモ
サムスンが強い理由
- 人と組織.管理のサムソン.組織のアンチサムソンは,通常の7対3ではなく9対1.2004年度従業員の平均年棒は,7000万ウォンを超える.社長よりもたくさんもらう従業員もいるという徹底した成果報酬制度.サムスンはいつも組織を緊張状態に置いている.報酬を通して内部競争を通して,厳格な管理を通して,つねに張りつめた空気を作る.
- 水が漏れない.自分と取引する相手が許容できる限界点を把握することにかけてはとても卓越している.例えば,金融に対するノウハウが銀子よりも上だ.
- 大衆の名品を作る.マスティージ=マス+プレスティージ.「たくさん作って高く売れる」「名品を作る」これを両立する.デザイン経営センター:単純に製品の概観を描くのではない,新規事業を創出する.将来的に需要がありそうな製品を「先行して開発する」
- フュージョン経営.日本式とアメリカ式を調和させたもの.
- 構造調整本部.エリートによるサムソンの司令塔.未来戦略グループ:海外有名大学でMBAをとった外国人23名,平均年齢30.5歳のシンクタンク
- サムスンの長所は,量産システムだ.もっとも多く,うまく作るシステムは,世界一である.が,基礎技術不足+市場創造能力の欠如により,株価が低い.