伊藤直也さんがきのう言及していた本はこれか!?

WD Live!「株式会社はてなと考えるにっぽんのWeb2.0.そのサービスとサイト運営 伊藤直也氏 × 須賀正明氏」で,伊藤直也さんが最近読んだ本の話をちょっとだけしてた.

内容は,「必要は発明の母」ではなくて「発明は必要の母」だよねっていうこと.

たとえば飛行機などは,必ずしもはじめから飛行機を作ろうと思って作ったわけじゃない.なんらかの発明があって,誰かがそれを全く違う使い方に変えて飛行機になったんだっていうのを,最近本で読んだと言っていた.

エンジニアは,何か新しい技術があると,まず使ってみる.使ってみるとその技術で何かを作りたくなるもんだ.で,どうせならなにかサービスにしてみたくなる.みたいな話ででてきたような.すいませんうる覚えで.

ちょっと検索してみました.もしどなたか正解を知っていたら教えてください.どれも面白そうなので読んでみたいとは思いますが.

発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術

発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)

発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)

熟年の文化徒然雑記帳 - イノベーションと経営(8)・・・発明の生まれる時(その1) より引用.

シュワルツは、「発明は必要の母」だと言う。優れた発明は、必要を満たす為に生まれたと考えられがちだが、本当は発明が先にあってそこから必要が創出される。電話も電気も飛行機も、発明される前には殆どの人は想像さえしなかったが、いざ世の中に生まれてみると人々の生活に欠かせないものとなった。発明家は、困難な課題を独創的な視点で捉え直すことで満たすべき必要を浮かび上がらせ、新しいものに変えてしまう。新しい可能性は発明家の頭の中ではぐくまれる、と言うのである。

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

雑記帳 - イノベーターのジレンマ より引用.

……ところが実際の発明の多くは、人間の好奇心の産物であって、何か特定のものを作りだそうとして生みだされたわけではない。発明をどのように応用するかは、発明がなされたあとに考えだされている。また、一般大衆が発明の必要性を実感できるのは、それがかなり長いあいだ使い込まれてからのことである。しかも、数ある発明のなかには、当初の目的とはまったく別の用途で使用されるようになったものもある。飛行機や自動車をはじめとする、近代の主要な発明の多くはこの手の発明である。内燃機関、電球、蓄音機、トランジスタ半導体)。驚くべきことに、こうしたものは、発明された当時、どういう目的で使ったらいいかがよくわからなかった。つまり、多くの場合、「必要は発明の母」ではなく、「発明は必要の母」なのである。

創造の原点

創造の原点 (1973年)

創造の原点 (1973年)

livedoor news -【書評】『創造の原点』加藤与五郎著、発明は必要の母なり より引用.

 発明の第一は「適当な、ささいなことに目をつけること」、第二に「将来の大きな成果に見通しをつけること」、第三に「工夫して努力して、生まずたゆまず成果に達すること」。第三のことは、人の目に付きやすいが、第一と第二には気づかないことが多い。発明前に「必要を知る人は常人ではない」「常人がタコのできるほど触れても感じなかったところに鋭敏でなければ、必要や必須は作り出せない」。

 つまり、普通の人には「必要は発明の母なり」と言うことわざは正しくない。普通は「発明は必要の母なり」。つまり、常人は「必要」を発明があった後で、しかも、徐々に知るのだ。