稼ぐ人の文章術を身につける方法

ブログをみていると,よい文章を書く人が結構多いことに気づかされる.

そういう人のプロフィールをみると,本を執筆していたり,雑誌やWebに記事を書いていたりする,いわゆるプロ(=稼ぐ人)だったってことが多い.そりゃプロならうまいだろうと思考停止しちゃダメで,プロだって初めから文章がうまかったわけではないはず.そこでどうすれば稼ぐ人の文章に近づけるかを考えてみた.

基礎体力

たくさん読んでたくさん書くことは確かに大事.でもこれは単なる基礎体力づくりにすぎない.素振りもせずにホームランなど打てるわけない.だから,これをやらずしてうまく文章が書けないなんていうのはナンセンス.

プロとアマの違い

プロとアマの違いは何かと考えみると,推敲と校正だ.もちろんアマでも自身での推敲はやるけど,レベルが違う.レベルには推敲能力と推敲頻度の2つがあるんだと思う.頻度が高いから能力もあがるんだろうけど.

他人に校正してもらうなんて,アマはまずやらない(会社の報告書とかは別として).でもプロの場合,第三者のプロによる校正チェックが入るわけで,やはりここが最大の違いなのでは思うわけです.

まずは読む

では,アマのブロガーがどうすればいいか,当たり前にまずは文章をたくさん読む.ここで注意すべきは,何を意識するか.ふつう多読の目的は,知識を得るためであって,文章校正や言い回しの良し悪しを吟味するためではない.もちろん,だた頭に流し込んでいるだけでも,潜在意識でよい文章を捉えることはできる.

でも,たまにはその著書の内容ではく,文章そのものを意識して読んでみるとコレが結構利く.

書かないとはじまらない

次は,とにかく書かないことには始まらない.ただ,これには2段階あると思う.

  1. 要約する
  2. 意見/考えを書く

僕は,書評を書くことで,内容を要約しそれを伝えるという訓練をしているわけだけど,これがなかなか難しい.使っていない筋肉を使った後の激しい筋肉痛って感じ.

次の段階が,やっと自分の意見/考えを書くってことかなと思う.僕はまだ到底この段階に進めていないのですが...

一方で,書くことは受信感度を向上させる.つまり,書くことによって読む際によい気づきをもたらす.たとえば「だ・である」と「です・ます」の使い方に悩んでいたすると,ある本を読んだときに,なるほどこういう混在もありなのかと気がついたりする.これは書いてないと気づけない.

推敲と校正

プロに少しでも近づくには,冒頭に書いたように推敲と校正をいかにプロ並みにやるかがポイントだ.ブログで第三者に校正してもらうのは難しいから,自分がその第三者になるしかない.

その方法は,5つある.

  1. 1日寝かせ,推敲する
  2. 文章術の本をたくさん読んで,技や型を知る
  3. 気に入った著者やブロガーの文章を徹底的に読み,研究する(マネする)
  4. 過去のエントリーを読み返し,校正する
  5. 知り合いにコメントやアドバイスをもらう

もっともオススメは1番目.できれば1日以上寝かせると,自分で書いたことをすっかり忘れて,正当な第三者になれる.書評なら,その本の内容を知らないという前提に立てる.これは意外と効果あり.

また何度も推敲するのに,Google Docs & Spreadsheets は超オススメ.まだ使ってない人は絶対使ったほうがいいですよ.他にも,自分で推敲&校正する良い方法などあれば,ぜひ教えてください.