レバレッジ・シンキング / 本田直之
レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: 単行本
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「労力」「時間」「知識」「人脈」という四分野に自己投資し,パーソナルキャピタル(自己資産)を構築し,レバレッジ(てこの原理)をかけて,不労所得的に成果を上げ,”Doing more with less”(少ない労力と時間で大きな成果を獲得する)を実現するという考え方を,レバレッジ・シンキングという.
成果 = パーソナルキャピタル × マインド
注意すべきは,マインドだけ高めてしまい自己啓発のための自己啓発になってしまう人が多いこと.マインドは資産ではない.
この公式,稲盛和夫さんの公式とよく似ている.
人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
能力,熱意 : 0〜100, 考え方 : -100〜100
レバレッジ・リーディングを読んでなるほどと思えた人は,本書もやはりなるほどと思えるだろう.また,レバレッジ時間術は,本書を読めば実は不要(僕は本田氏の本は好きなので読んだけど).
本書は前著2冊のまとめ的な本+αであり,より本質的なレバレッジの思考について書かれているので,なんにでも応用でき最も価値が高い.3冊の中でも,ダントツで本書がもっともレバレッジが利く本である.もし,3冊いずれも読んでないなら,本書だけは絶対読むべき.この内容で1450円ははっきり言って安すぎ!
メモ
労力のレバレッジ
- 仕組み化 : マニュアル,フォーマット
- 無意識化・習慣化 : 小習慣→大習慣,習慣チェックリスト,数値化
- KSF(Key Seccess Factor)を見つける : 俯瞰逆算思考
- 二毛作(並列処理),言葉(自己暗示),エクササイズ(体調キープ)
時間のレバレッジ
- 俯瞰逆算思考 : TODO(パッシブ),TASK(アクティブ)
- 時間のルーチン化 : 時間割=アセット・アロケーション(インプット,アウトプット,生活,プライベート)
- 自己投資時間の天引き
- 時間制限
- 固定費の効率化 : 固定費=ルーチンワーク,定例Mtg,睡眠,食事,通勤,変動費=自由時間
- 「この仕事をやるのに○時間かかる」 → 「この時間の中でこの仕事をやる」という発想転換
- 「時間があるから仕事はできない.時間がないから仕事はできる」
知識のレバレッジ
- 労働人口のうちビジネス書を読んでいる人は,わずか0.46%.(労働人口 6542万人に対し,年間トップセラーとなるビジネス書の部数は30万部) ←かなり乱暴な計算だけど
- 「ゼロから1」ではなく「1から100」がレバレッジ
- レバレッジ・ミーティング (実践例)