コイツ,ダメだなと思うとき

仕事上,「コイツ,ダメだなと思うとき」はどんなときかと聞かれたので,メモ.

質問がない人

こっちから何か話しをしたり,プレゼンしたり,仕事の指示をしたとき,ようはこっちからボールを投げたときに,質問がなく「はい,わかりました」のみの人.こういう人は限りなく怪しい.

もちろん,長い間一緒に仕事をしていて,ツーカーな間柄(信頼関係が築けている)ならばこれで全く問題ない.でも,たいてい他人が言ってることを一発で完全に理解するなんて無理.ボールの投げ手は,さまざまな背景,文脈,目的,制限…など多くの付帯事項を背後に携えながら,その表面にでてくる事柄をその人の視点で伝えようとするから.

だから,質問でも確認でも文句でもなんでもいいんだけど,何も反応がないってことは自分事として捕らえてないか,あまり深く考えてないか,そもそも完全にスルーしてるかもしれない.

視点を自由に変えられない人

視点にはいろいろな軸がある.自分・相手,部下・上司の視点,総論と各論,水平と垂直,時間軸…さらに,自分を客観的にみる第三者の視点など."できる人"はこの視点の移動が瞬時でしかも実にうまい.うまいというのは抽象的すぎるけど,バランスよくしかもあまり摩擦/抵抗なく乗り移れるとでもいえば伝わるかな.そしてかなり頻繁に移動できる.

この視点の移動ができない人が会議の進行役だったりするとほんとヒドイ目に会う.そもそも会議はこういったさまざまな視点を客観的に捉えて,うまく流れを作ることが重要だから.

ようは「自分の頭でちゃんと考えてる人」が"できる人"で,反対が"ダメな人".当たり前っちゃ当たり前.