なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?
なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
- 作者: 枝廣淳子,小田理一郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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「最強組織の法則」「入門!システム思考」「システム・シンキング入門」に次ぎ,システム思考の本はこれで4冊め.本書は,身近な実例が多く,よくあるパターン(システム原型)のループ図や対策も豊富で,システム思考の実践手法なども説明しており,実務では一番使えそうです.
筆者らの会社「Change Agent」のシステム思考入門シリーズ アーカイブにまとまった説明があり,初めての方は結構参考になります.
次は,「フィールドブック 学習する組織「10の変革課題」―なぜ全社改革は失敗するのか?」 を読んでみたいと思います.
メモ
システム原型
- 成長の限界
- 成長を加速するな
- 制約要因を見出し,弱めよ
- うまくいかない解決策
- 急がば回れ
- 評価の時間軸を長期に持て
- 問題のすり替わり
- 対症療法を避け,根治策に徹せよ
- 本当の問題を直視せよ
- 目標のなし崩し
- 絶対的な目標を持て
- 評価基準を外に持て
- 勝者はさらに強くなる
- 多様性を高めよ
- 機会の平等を確保せよ
- エスカレート
- 一点へのこだわりを捨てよ
- 大局から目的を見よ