お金をふやす本当の常識 / 山崎元
お金をふやす本当の常識―シンプルで正しい30のルール (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 山崎元
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 文庫
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辛口だけどまっとうな庶民の味方,山崎元氏の著書.
シンプルで正しい30のルールが書かれており,いわゆる一般論や常識だと思われていたことが実は違っていたというようなことに,なるほどと思わされます.
が,1つ1つの説明は若干端折りすぎかなと思います.他の本と併読すると,より本書の良さを理解できると思います.
メモ
家計を分析する
損益計算書
- 年間収入
- 年間支出
- 年間余裕額(フロー)
リスクを見積もる
- 1年間の運用で損をしても許容できる上限額(L)を決める
- 許容リスク範囲内で,リスク資産のウェイト(X)を選ぶ~
(目標リターンからいきなり決めるのは危険)
X = (L + M × i) / (d + i) = (100 + 1000 × 0.01) / (0.3 + 0.01) = 354 → 年間損失許容額を100万までとしたいならば,運用総額1000万円のうちリスク資産は35%まで X : リスク資産の組入れ額の上限(円) L : 損失許容額(円) M : マネー運用全体額(円) d : リスク資産の年間最大損失(最大30%下落なら 0.3) i : 安全に運用できる利回り(金利1%なら 0.01) L = X × d - (M - X) × i = 200 × 0.3 - (1000 - 200) × 0.01 = 52 → 運用総額1000万円のうちリスク資産を20%にすれば,年間最大損失額は52万に落とせる
- 信託報酬が0.5%であっても,販売手数料が3%を2年で解約すると,1年当たり2%払うのと同じ